妊活を始めると
「AMHって何の数字?」「低いって言われたけど大丈夫なの?」
そんな不安が一気に押し寄せてしまうことがあります。
まずは、AMHがどんな意味を持つのか。
そして、たとえ低くても妊娠は十分に可能な理由を
そっと寄り添う気持ちでお話ししますね。
AMH(アンチミュラー管ホルモン)は
簡単に言うと、卵子の「残りの目安」を表す指標です。
生まれたときに一生分の卵子が決まっていて
年齢とともに少しずつ減っていきます。
だから
AMHが高い → 卵子の在庫が比較的多め
AMHが低い → 在庫が少なめかもしれない
そんなイメージで大丈夫です。
とても大事なのはここです。
AMHは数の目安であって
卵子の“質”は測れません。
質のよい卵子がひとつあれば
妊娠は十分に成立します。
実際に
AMHが低くても自然妊娠された方
治療を始めてすぐに授かった方
たくさんいらっしゃいます。
逆に、AMHが高くても
時間がかかるケースもあります。
「AMH=妊娠できる/できないの合図」
ではないんです。
AMHの数値を見ると
どうしても心がざわついてしまいますよね。
でも、AMHは本来
これからどう進めようかな?
どんなケアを意識しようかな?
と考えるための“ヒント”のような存在です。
その数字であなたの価値が決まるわけでも
妊娠の可能性が消えるわけでもありません。
私のお客様の中にも
AMHの結果を見て涙が出てしまった方は
少なくありません。
それだけ大切に考えている証拠ですし
誰にでも起こりうる反応です。
もし気持ちが沈んだら
どうか自分を責めずに
「これからどう自分を整えていこうかな」
と、そっと心の中でつぶやくくらいで大丈夫です。
睡眠、冷え、ストレス、巡り
小さなケアの積み重ねが
卵子の“質”やホルモンバランスを整えてくれます。
AMHの数字よりも
これからのあなたの心と体の向き合い方のほうが
ずっと未来につながります。